コラム
COLUMN
2025.05.14
ナチュラルケア
「シアバターいいんだけれど夏はちょっと重くてね」という方へ目から鱗のシアバターの使い方(夏編)
「シアバターいいんだけれど夏はちょっと重くてね。」
というお声をいただきます。
確かに、シアバターのこっくりとした使用感は夏場にはちょっと使いにくいかもしれません。
でも、シアバターは夏にこそ保湿効果以上の役割があるんです。
夏にシアバターを使うメリットをまとめてみました。
1、日焼けや日焼け止めクリーム、エアコンによる乾燥をふせぐ
2、日焼けしたお肌回復への救世主
3、汗疹やおむつかぶれのケアに
【日焼け、日焼け止めクリーム、エアコンなどで夏の肌はかなり乾燥します】
よく「シアバターに日焼け止め効果があるの?」とご質問いただきますが、
シアバターの日焼け止め効果は紫外線B波のみ。
日焼けして赤くなるのをほんの少し遅らせる程度です。
より肌の奥まで到達して、しわやシミの原因となる紫外線A波を防ぐ効果はありません。
そのため、日焼け止めクリームを使ってしっかりと紫外線対策をしてください。
でも、その市販の日焼け止めが肌荒れの原因になってしまうこともあります。
私自身、海へ入るためにコンビニで購入したSPF50の日焼け止めを顔に塗ったところ、顔が真っ赤に腫れてしまったという苦い過去があります。
日焼け止めクリームに使われている「紫外線吸収剤」や「紫外線散乱剤」は皮膚刺激があったり肌の乾燥に繋がります。
紫外線吸収剤配合のものよりも、紫外線散乱剤使用タイプのものがお肌に対する負担が少ないと言われています。
敏感肌の方はぜひ成分をよく見て日焼け止めを購入してくださいね。
私自身、今はナチュラル成分の紫外線散乱剤タイプの日焼け止めを使用していますが、それでも
日焼け止めを塗ると肌が少し乾燥する気がします。
ここで、シアバターの出番です。
もともと、水分と油分で潤ったお肌はそれだけで紫外線からのダメージを和らげてくれるので、夏でも保湿がとっても大事です。
そして、潤ったお肌は日焼け止めクリームからの刺激も受けにくいです。
まずはたっぷりの化粧水とシアバターでまずはお肌を整えてあげてください。
ここで、夏ならではシアバターの使いかたのコツがあります。
それは、朝の洗顔後、白樺すはだ水(さっぱりタイプの化粧水)、シアバターの後にもう一度さっぱりタイプの水分、ぴゅあ白樺樺すはだ水を使ってみてください。
これだけで、シアバターのべたつきだけがなくなり、水分とシアバターがほどよくマッチしたしっとりお肌の完成です。
もう一度白樺すはだ水を使うのが勿体ないという方や、やっぱりシアバターのべたつきが気になるという方は、シアバターを塗ったあとに、一度軽く水で顔を洗います。
洗い流す気持ちではなく、水分を肌に乗せる感じです。
それだけで水分と油分が調和されて、しっかり保湿されているのにべたつかないお肌になります。
日焼け止めクリームを塗ったりお化粧しても大丈夫。
これで潤い+日焼け止め効果で紫外線対策はばっちりですね。
ちなみに、目からも紫外線は吸収されるそうなのでサングラスもあるといいですね。
【シアバターは日焼けしてしまったお肌のレスキューアイテム】
いくら日焼け止めを塗っても、汗で流れてしまったり、こまめに塗りなおさないと意味がないそうです。
気を付けていてもやはり日焼けしてしまうことってありますよね。
インドア派の私でも車に乗っていたりするだけで、日焼けを感じます。
海での日焼けは、ひりひりと真っ赤になるタイプ。
日焼は火傷と一緒です。
炎症を起こしたお肌は、とても乾燥しています。
まずは、必要ならば氷も使って冷やします。
それからたっぷりの化粧水で水分をたっぷりと与えます。
その後はシアバターをたっぷりと塗ってあげてください。
日焼したお肌におすすめのシアバターは、【マザーズケア】。
ラベンダーとカモミールローマンの精油が配合されたシアバターがほてったお肌を優しくケアしてくれます。
昔から、シアバターは、ガーナの村では火傷や傷の手当にも使われてきました。
シアバターは傷や火傷に沁みないので、まさにお肌を保護しながら、回復のサポートをしてくれます。
実はサーファーの人達の間でもシアバターの愛用者は多いのですよ。
【汗疹やおむつかぶれのケアに】
最後に、汗疹やおむつかぶれも夏のじめじめした時にはトラブルとなりやすいです。
おむつかぶれや、汗疹の予防にはシアバターよりもクレイがおすすめです。
粒子の一番小さくてさらさらしているホワイトカオリンを、パウダーとしてはたいたり。
クレイを水に溶かしてクレイスプレーを作って吹きかけたり。
でも、できてしまって炎症している場合には、石けんでまずはきれいに洗ってからシアバターを塗ってあげるときれいになりますよ。
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