コラム

COLUMN

2021.11.30

ナチュラルケア

心と身体の健康に「クレイやアロマでホームケア」

最近は、免疫力が叫ばれる時代になってきましたね。でもね、本当の健康っていったいなんでしょうか。以前、病院に行ったとき、「ちょっと咳がでて」「鼻水が出て」という患者さんに何種類もの薬が出されていて、皆さんそれをありがたく受け取っていくという光景にちょっと衝撃を受けたことがありました。高齢者であっても、幼児であっても。本当にそんなに沢山の薬いるかな?自分の身体に聴いてみてほしいなと思いました。

我が家はお薬が合わない人が多いんです。長女は小児用バファリンンで胃痛をおこし、夫は解熱剤の服用で自律神経を乱し、私は気管支を広げるお薬で胸の動悸が止まらなくなりました。風邪を治すのは、基本的には自分の免疫力だと思います。自己治癒力がとっても大事。もちろん、必要な時にはお薬も大事ですが、まずその前に家庭でできる初期の風邪対策をおすすめします。

【1.足湯】
ちょっと風邪っぽいなと思ったらまず足湯。その時にクレイパウダーを入れると身体が温まりやすくおすすめです。鼻水や痰も出やすくなります。靴下をはいて身体を温かくする。

【2.カモミールティーにはちみつ】
温かいカモミールティーにはちみつをたっぷり入れて飲むことで喉を潤します。特に咳や喉の痛みにおすすめです。カモミールティーにもはちみつにも昔から炎症を抑える効果があるといわれています。頭痛がある時などにもおすすめです。

【3.アロマを利用】
ユーカリ(小児にはユーカリラディアータ)やティーツリー、ラヴィンツラなどの抗菌効果に優れた精油を芳香や、吸入、オイルに混ぜて皮膚に塗膚して利用します。痛みなどがある場合はラベンダーオイルもおすすめです。

【4.微熱が続く時】
後頭部を熱いタオルで温めると一旦熱が上がりますが、そのあと、すっきりと下がり身体も楽になります。

【5.高熱が続く時】
様子を見て、病院に行ってください。応急処置としては、クレイパックで熱を取るのもおすすめです。

【6.熱が下がった後が一番大事】
熱が下がる時、一旦平熱より低くなることがあります。もう身体も動けるし、動きたくなりますが、この時がとても大事。むしろ、熱のある時よりもこの一日を安静にして過ごすことで、身体の回復が早まります。

このことを知るまで、熱が下がるとすぐに動き出しては風邪がぶり返すことがよくありました。それと、親の安心感が子供には一番大事な気がします。親が不安にならずに「大丈夫だよ」「ちゃんと不要なものを出せる身体ですごいね」とほめてあげて安心させてあげてくださいね。安心することで副交感神経が優位になり自己治癒力は高まります。風邪以外にも子供が怖がって眠れない時、心配症の時などは、心が落ち着く香りを使ったりおでこのクレイパックで体を緩ませて安心させてあげたり。

スポーツなどで筋肉痛の時には冷やした後に、落ち着いてからシアバタークリーム(必要ならアロマを混ぜて)でマッサージをしてあげることで硬くなった筋肉をほぐします。身体のメッセージは心のメッセージかもしれません。自分自身をそのまま好きでいること。自然と触れて大地と繋がること。自分自身と深くつながることで本当に深い自己治癒力が沸いてきます。ただ、身体の外から何かを入れたり、ケアするだけではなく、自分の心と繋がることで本当の心と身体の健康が得られるのではないかと私は思っています。

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