コラム

COLUMN

2021.11.29

ナチュラルケア

乾燥肌へのシアバターの効果的な使い方

アトピーでお悩みの方は多いと思います。我が家の娘もアトピー体質です。保育園の時から小学校1年生位までは手首や肘の内側、膝の裏側がとにかくひどかったです。子育てしていると、いろいろなところで「かわいそうに」「ちゃんと病院いった?」などいろいろなお言葉を頂きました。もちろん、皆さん娘のことを思って言ってくださっているのですが、時々母親である私自身が責められているように感じることもありました。もちろん、病院でお薬(ステロイド軟膏)も頂き、あまりにかゆくてぐちゅぐちゅの時には塗っていました。

でも、一時期薬で良くなってもすぐに戻ってしまうんですよね。ずーっと薬を使い続けるのもやはり抵抗があり、できればお薬に頼らずにアトピーが治るといいなと思っていました。シアバターも塗っていましたが、アトピーが化膿している時はシアバターを塗ると血行促進効果もあり、余計にかゆくなってしまい搔いてしまい、悪循環になることも。

いろいろと試行錯誤しながらもアトピー肌へのシアバターの効果的な使い方がわかってきました。アトピーの状態がひどい時、あまりにも痒がって夜眠れない時には、病院で頂いたお薬を使いました。お薬で治すということよりも、かゆみ(炎症)が治まることで安心して眠れること、心が安定することを優先しました。ゆっくり安心して眠ることが、何よりのお薬になると考えたからです。

そして、少し症状が良くなってくると、お肌がかさかさしてきます。その時には、シアバターの出番です。シアバターをこまめに塗ることで、乾燥によるかゆみが和らぎ、楽になってくるようでした。お風呂上りの水分のある状態で使ったり、ハーブウオーターとセットで水分もしっかり与えてあげると更に効果的です。(アトピーの状態によっては水でさえしみることがありますので、その時はシアバターのみにしてください。)いつの間にか、お薬の出番が少なくなり、そして全く必要がなくなりました。

今でも乾燥する季節になるとカサカサしてきてアトピーのような症状が出てくることがありますが、シアバターを塗って保湿をすることで乾燥によるかゆみはだいぶ抑えられるようです。それと、娘のアトピーが良くなってきたのには、運動も関係しているかなと思っています。小学校に入り、体操を習い始めたり、毎日公園でお友達と思いっきり鬼ごっこをしたりと沢山汗をかくようになりました。

運動をすることで血液循環が良くなり、老廃物も排出しやすくなります。また、汗をかくことはスキンケアの面でもお肌の善玉菌を増やし、保湿を促し、お肌のバリア機能をアップさせてくれます。もちろん、汗をかいたらそのままにしておくとアトピーの悪化の原因になるので、すぐにシャワーなどで洗い流して清潔に保ってあげてくださいね。

アトピーの原因はひとつではないので、「必ずこれをやったら治る」というのはありません。食生活や、生活全般の見直しも必要かもしれません。でも、運動したり正しい保湿をしたり、そして何よりも毎日ワクワクして楽しい毎日を過ごすこと、これらはアトピーに限らず、何よりも美肌にとっては良いことばかりなので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。

我が家の娘も今のところ、ひどいぶり返しもなくアトピー肌だったとは思えないほどきれいな肌になりました。そんな自分の体験からか母の言葉を信じてか、それとも性格的なものかわかりませんが、小学生なのに健康おたくになっています。(笑)毎朝、母と一緒に白湯を飲み、寝る前にはシアバターと白樺すはだ水でしっかり顔と手を保湿をし、体操も続けながら、今でもお友達と外で思いっきり遊んで汗をかき、そして夜は寝る前にヨガをやっています。ヨガをやると、気持ちが落ち着くんだそう。

これからも自分の心と身体を大切に、自分らしく生きていってほしいなと母としては願っています。

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