コラム

COLUMN

2026.02.22

日々のつぶやき

【怒りについて】 怒りやすい人、切れやすい人、怒りを受け取る側両方の人へ

最近いろいろなところで、「ご自身の制御できない怒り」に悩まれる方との出会いがあまりにも多いので、この「怒り」のエネルギーについて私なりに考えてみた。

信じてもらえないかもしれないけれど、私が「怒り」という感情を自分で初めて認識したのは、20歳の時、相手はガーナ人に対してだった。

初めての海外でガーナ大学に留学する事になった、20歳。
日本に住む知人のガーナ人男性が「ガーナにいる家族に渡してほしいものがある」というので、「いいよ!」ということで、出発前日に彼と新宿のアルタ前でまちあわせをした。

彼の妹と私は文通をしていたので、ぜひともお兄ちゃんからの荷物を届けてあげたかった。

待ち合わせの時間になっても彼はさっぱり現れない。
1時間ほど待っていたら、ようやく悪びれもせず、彼女らしきギャルの女と共に笑顔で登場した彼。

そして渡された荷物は、大量のお土産。大きな箱入りスニカーや、衣類など。

心の中では、

「は?こんなに持って行けません!
しかも、遅刻して謝りもせず、女連れてヘラヘラしてんじゃねえよ!
こっちは明日出発で時間ないのにわざわざ会ってあげたのに💢」

と怒りが炸裂。

その時に、「ああ、これが怒りっていう感情なんだ」と初めて客観的に自覚した事を覚えている。

でも、多分彼は、私が怒っていることに気がついていなかったと思う。
それほど、私は自分の中の怒りという感情に困惑していて、怒りを外には出せなかったから。

結局、私はお人好しで荷物を無理やり詰め込んで、ガーナまで持っていき、ガーナで彼の家族を探して家まで届けてあげた記憶がある。

今なら、悪気がなかった彼のおおらかさも、時間のルーズさも、ガーナの家族に対する想いの大きさがあの量の荷物になったことも、理解はできるから、怒りはしないと思う。

冷静に、待たされて不愉快だったことや、そんなに持っていけないことなどストレートに伝えられると思う。

それから6年、ガーナに住むことになり、その後もガーナという国と人と関わってきて、嬉しいことも悲しいことも、怒りも、全てのエネルギーがストレートに出る彼らから学ぶ事が多かった。

ガーナ人とは真正面からけんかもした。
理不尽な事言われたら、いいたい事言って戦った。
だいぶ強くなりました(笑)

多分、泣きながらけんかしたのは、小さい頃の妹以外では、ガーナ人が始めてなんじゃないかと思う。

沢山笑って泣いて、怒って、でもとっても楽しかった。
自分の中の様々な感情をガーナの人と国は呼び覚ましてくれた気がする。

それでも多分、ガーナの友人達からしたら、マスミは怒らず、いつもにこにこ笑ってたと言われるかもしれないけれど。

先日、とある講演会で、怒りとは、「自分の強い意欲や願いが妨害された時に生じる」と聞いた。

だから、怒るということは、あなたに「強い意欲と願いがあるということ」なんですと。

なるほど〜。

「怒る事」ができる人は、ある意味とても意欲的で、強い願いを持っている、エネルギーに溢れているということなのね。
それは素晴らしいこと。

ガーナで派手なけんかをよく目撃したが、次の日にはケロッと仲良くなっている友人達の事が理解出来なかった。

でも同じエネルギーをもった人同士であれば、そのようにぶつかりあって、わかりあって、そこから生まれる絆みたいなものがあるかもしれない。

でも、とくに日本社会の場合、エネルギーの出し方が穏やかな国民性ではあると思う。

だから、激しい怒りのエネルギーをもった人がそのエネルギーを、身近な人間関係の中でそのまま出してしまうと、大変なことになる。

怒りのエネルギーを浴びせられた側は、恐怖を感じて、身体が固くなる。
私が受け取る側だったら、怖いので逃げる。
そうやって人間関係はどんどん壊れていく。

これは、本来怒っている人にとってなんの得にもならないはずだ。
恐怖政治をすることを望んでいる人なら別だが。

本当は、違うと思う。

「相手にわかってほしい」
「安心したい」
「組織やチームをよくしたい」
「認めてほしい」
「愛されたい」
「本当は、淋しい」

そんな心の願いがあるはずだから。

だから、本人も後で後悔したり、人間関係に悩んだりするんだと思う。

意欲や強い願いがあるのは、素敵なこと。
ただその怒りのエネルギーを身近な人に向けずに、社会的な大きな目標に向かってそのエネルギーを使ってほしい。

占星術の師に言われた事を思いだす。

星の配置で、激しいエネルギーを持っている人がいる。
そのエネルギーが、上手く使われていないときは、暴力や、けんかばかりしている人かもしれない。
でも、魂が成熟すると、同じエネルギーでも生と死を扱うような救急救命士になる人もいる。

激しいエネルギーをどのように使うか。
それが星を活かして生きる事。

もちろんすぐには難しいと思う。
でも、もし今自分の「怒り」のエネルギーで生きにくさを感じている人がいたら、心にとめてほしいことがある。

====================================

1、自分の安心できること、安全を感じられる事を思い浮かべたり、取り入れること。
例)お散歩、お茶を飲むこと、安心できる人に話すこと、セルフハグ、マッサージ、自然を感じる、呼吸に意識をむけるなど、、、

2、「私は、私の意欲や願いが妨害されたから怒っているんだ」とまず思うこと。

3、なんで私はその願いを持っているのか考えてみること。思わぬ発見があるかもしれない。

4、身体を思いっきり動かすこと。

5、私の正しさがあるように、相手にも相手の大切にしたい価値観があること。
私が怒っている相手の言葉の奥にある「願い」はなんだろうと考えてみること。

6、大きな社会的な目的のためにそのエネルギーを使うこと。

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言葉や態度、批判、ジャッジの暴力ではなく、どんなときも「自分の中にある願いと相手の中にある願い」を感じとれるコミュニケーションができると、みんな今より少し生きやすくなるんじゃないかなあ。

そして、怒りのエネルギーを向けられる側のへ。

自分の安心と安全をまずは確保してください。
はっきりと「NO」ということも大事です。

そして、もし可能なら、怒りの奥にあるその人の本当の願いに少し想いを巡らせてみてください。

私は自分の安全のために、怒りのエネルギーの人からは逃げるけれど、本当はみんな大好きだよ。💕

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